不思議っ子 1歳児

まだまだしゃべれません。

要介護5みたいに、全介助。

あんよができるようになると、あちこち触って、開いて、出して、

投げて、引っ張って、舐めて、くわえて・・・・。

頭の中が宇宙のように広がって、なんにでも瞳を輝かせてくいつきます。

自分のしたいことはいーっぱい!

人に言われたことはしたくないのよね。

まるで宇宙人。大人には理解できないでしょ。

一人遊びをじっと見てると、とてもおもしろい。

あてがった高価な玩具よりも、大人が使っている日用品のほうが好きみたい。

テレビのリモコン、スマートフォンは、嫌いな子、いないでしょ。

ちゃんと大人の使い方をまねて、遊んでいますよ。

 

何もわかっていないような1歳児だけど、実は情報をインプット中。

周りの様子をとってもよく見ています。

あたたかい言葉を、いっぱい聞かせてあげて下さい。

 

昔の映画で 〝E・T”ってあったでしょ。

そのE・Tみたいに、周りの人が話す言葉を覚えています。

 

人差し指を1歳児に向けて、〝E・T”って言ってみて下さい。

あなたの人差し指の先に、自分の人差し指をくっつけてきますよ。

1歳児はE・Tを知らないのに、不思議ですよ。

10人のうち、8人はくっつけました。

1歳児って、不思議だよー!

 

わが子と孫

働きながら、4人の子どもを育てました。

主人や母の応援を受けながらも、一日一日大変でした。

子どもが目覚める前に朝食の用意をして、夕べから回していた洗濯機2杯分の衣類を

干して、目が覚めた子から順番に着替えさせて、食べさせて、

末っ子をおぶったまま、自分は立ってご飯を食べたものです。

上の子を小学校に送り出して、下の子をひっかかえて保育園。

職場に着くと正直ホッとしていました。

よちよち歩く頃、おしゃべりが始まった頃、保育園で覚えてくる歌や手遊びなど、

かわいい姿を4倍味わうことができましたが、わがままや癇癪に困らせられたことも

4倍ありました。

物理的にも、精神的にも、ゆったりと子育ての楽しみを満喫する

心のゆとりはありませんでした。

 

そんな一日一日を積み重ねて、子どもたちも成長し、6人の孫に恵まれた今

子どもたちの子育てを、ほほえましく見ています。

1歳から7歳の孫たち。なんてかわいいんでしょう。

私の子どもたちと顔や仕草はそっくりで、同じようにわがままを言ったり

困らせたりしているのに、それさえかわいく、いとおしいのが不思議です。

自分の子育てでわからなかった、子どもの気持ちまでもがわかります。

きっとゆったりとかかわれるからでしょうね。

 

あの頃に、少しでもこんなゆったりとした気持ちがあれば、もっと温かく

子どもたちにかかわれたんだろうな・・・って、

少し申し訳ない気持ちです。

 

一番かわいい時期は、一番手のかかる時期でもあります。

主人や母から助けてもらったように、私にできる範囲で手伝ってあげたいな。

若いママ・パパが、子どものかわいさを満喫できるように・・・。

 

 

自転車

東京の娘のところへ行くたびに、感心することがあります。

それは、自転車。

子育て中のママが、前後に子ども用の座席を付けて、さっそうと走っています。

ふと見渡すと、自転車親子がいっぱいいるんです。

車を持ちにくい都会ならではの光景でしょうか。

 

1月、寒さの中、自転車親子はどうしてるかな?と外に出てみると、

前後の座席にビニール製のカバーを付けて、寒さや雨雪から子どもを守っていました。

すごい!ママの愛情を感じます。

都会の中で、がんばって子育てしているんだなあって・・・。

 

事故には十分気を付けてね。応援しています!

 

風邪

 寒い季節に心配なのは風邪ですね。

咳や鼻水、発熱・・・。インフルエンザは予防接種をしていても

うつることがあります。

日頃、元気いっぱいでやんちゃな子も、ぐったりしてかわいそうになります。

早めに受診して、症状に応じたお薬をもらい、あったかくして安静にするしかありません。

大人と同じですね。

 

寒い時期に風邪と同じように猛威を振るうのが、感染性胃腸炎

下痢・嘔吐を伴って、水分が奪われて体力が低下します。

感染力が強くて、周りの兄弟や家族にうつってしまうこともあります。

なるべくうつらないように、十分気をつけましょうね。

 

    嘔吐した場合は

      *500mlのペットボトルに水を入れて、

       ペットボトルのふた1杯のキッチンハイターを入れた液を

       作る。(作り置きしておくと急な時に便利です)

      *キッチンタオルを吐物にかぶせて、その上からハイター液をかける。

      *使い捨て手袋をして、吐物を多めのキッチンペーパーでふき取り

       ビニール袋に入れて、きっちり結んで捨てる。(手袋も入れる)

      *処理後はしっかり手を洗い、汚れた衣類などは、他の衣類と分けて

       洗濯する。

 

    下痢の場合は

      *便がついたおむつは、ビニール袋に入れてきっちり結び捨てる。

       衣類は他のものと別に洗濯する。

      *便器などを汚した場合は、使い捨て手袋をつけて、ハイター液で

       隅々を拭き、使用後の雑巾はおむつと同様の処理をする。

       処理後はしっかり手を洗う。

 

腸炎の時は、消化の良い、あたたかい食品がいいですよ。

無理せずに、食べられるだけお口に入れてあげましょう。

脱水症にならないように、水分は少しずつ与えてあげましょう。

 

寝かせるときは、布団の下にバスタオルなどを入れて、少し頭を高くして

あげると、もし寝ていて吐いたときに、鼻に吐物が入って窒息することを

防ぐことができます。

 

鼻づまりの時は、部屋を加湿してあげると、喉を保護できますね。

 

症状に応じたお薬と同じくらいに、家族の愛情が何より効果的です❤

 

        

       

ヒヤリ ハット

一番小さな孫は、1歳2カ月です。

10カ月で歩き始めて、保育園の先生をびっくりさせました。

ちょこちょこと歩き回っては、なんにでも興味をもって触ります。

〝あれなんだろう?” 〝これ どんな味かな?”って・・・。(探索活動)

いろんなものを触っては、お口でなめてみます。

固い・やわらかい・冷たい・温かい・甘い・辛い・・・などを確かめているのです。

自分で移動できるようになって、興味のままに動きます。

つかんでみたり、引っ張ってみたり、扉だって開けられるようになりました。

瞳をきらきら輝かせて、次から次へと興味が移ります。

 

 

触ってほしくないものだって、おかまいなしです。

私の2番目の息子は、食品戸棚が大好きで、小麦粉のシールパックを開けてしまい

部屋中真っ白にしてしまったことがありました。

お掃除をしてすむことならいいのですが、けがをしたら大変!

こんなこと、気をつけてあげましょう。

 

      テーブルクロスを引っ張ると、テーブルに置いてあるものが

      落下します。頭などに落ちないように気をつけて。

 

      電化製品のコードも引っ張りたくなります。

      電気ポット・炊飯器など、倒れるとやけどするかも!

      加湿器の蒸気も危ないよ。手が届かないようにしましょう。

 

      食品以外のものも、お口に入れてしまいます。

      体に障るものもいっぱいあります。

      たばこ・薬品・洗剤・・・

                     うちの子は、衣替えの時、ナフタリンをコリコリ食べちゃったっけ!

                      

      ボールペンや鉛筆など、握って歩き回ります。

      足元がまだおぼつかないので、転んで目を突いたり、

      お口にくわえていて、喉を突いたりしては大変!

 

      いつのまにか階段だってのぼっちゃう。

      どんどこのぼるけど、降りるのは難しい。

      目を離さないでね。

 

      湯船をのぞくのも大好きです。

      お湯がはってあるときは、必ずふたをしましょうね。

 

 

危ないとき、ヒヤリとしたり、ハットしたりするでしょ。

保育士は、ヒヤリ・ハットって呼んでいます。

ヒヤリ・ハットを予測して、かわいい子どもの安全を守りましょうね❤

      

      

 

      

 

 

 

食べない

 

東京で子育て中の娘から電話。

いつになく暗い声、電話の近くではRちゃんの泣き声。

 

「ねえ、お母さん、Rちゃんが全然ご飯食べないんだけど・・。」

  ・・あらら

「Rちゃんの好きなものばかりなのに、口も開けないの。」

  ・・おなかすいてないのかねえ

「ううん、何にも食べてないよ。」

  ・・食べたくなったら食べるよ。無理に食べさせなくていいよ。

「うん。じゃあ、もう少ししてからまた食べさせてみるね。」

 

 

小さいころの娘。食が細くて、食べたがらない子でした。

一生懸命に用意した食事を、喜ばないどころか一口二口で欲しがらないので

よく私に叱られたものです。

食事のたびに私と娘のバトルが始まります。

最後には大泣きの娘。 

主人は「虐待だ!」とまで言ったものです。

 

叱ったって食べるものではありません。

だけど子どもを心配するあまり、つい叱ってしまうのよねえ。

小食は心配ですが、子どもって必要な栄養は自然に採っているものです。

〝楽しい食事”を心掛けてあげましょう。      

 

遊びにおいで!

38年の保育士経験と、4人の子育てを終えた(未だ継続中?)、孫6人のばあばです。

孫の成長に癒されながら、自身の子育てを振り返ったり、子育て中のママのお役に

立つことができればと、思っています。

ばあばんちに遊びに来るように、お気軽に・・❤